【コーヒー豆再利用】針のサビを防ぐ!ピンクッションの作り方
洋裁に慣れていない、針と糸を持ち慣れていない人が初めてつくるにはこのピンクッションは最適です。なにしろ縫うのは1回だけですから。あとはハサミで切って、ボンドでくっつけてと工作を楽しみながらできる作品になります。
再利用~使ったものを活かし切る
私は一日1回はコーヒーを淹れて飲みます。そのコーヒーかすがピンクッションに再利用できることを知ったのは以前お世話になっていた恩師のところにいったときに『ピンクッションの中にコーヒーかすを入れたらサビが来なくてとてもいいわよ。もう何年もこの針サビがこないのよ』と言われたからです。気になって仕方がなくて、早速試してみることにしました。
あれからまだ2年(2023年7月)しか経っていないので、私自身のコーヒーかすの入ったピンクッションの成果はまだ実証として証明できませんが、確かに以前作った綿だけのピンクッションには、サビがついてきて針が使えなくなったことがありました。
調べてみるとコーヒーかすには若干の油分があり、サビがつかないことがわかりました。
針を持ちなれない人は、はじめに工作作りの延長でピンクッションを作ってみませんか?ハサミで布をまぁるく切って針に糸をとおして、並縫いをして、あとはペタペタのりを貼るだけ。遊びの延長で、楽しく作るピンクッションはいかがでしょうか?
どんな出来上がりになるのかを想像しながら、自分の好きな生地を使って自分ブランドのピンクッションを作ってみましょう。
はじめに自分の好きな布を使ってそれから準備にかかります。
材料(2個分)
- ペットボトルキャップ 1個✕2
- 布(10cm×10cm) 2枚(着なくなった洋服でもOK)✕2
- コーヒーかす(orごま) スプーン1杯分 ✕2
- ポリエステルわた 10cm四方✕2
- フリルレース 12~13cm 程度 ✕2
- 輪ゴム 2個✕2
- 木工用(布用)ボンド(グルーガンでもOK) 1個
- はさみ(一部のりのついた布のちかくを切るので、裁断バサミはおすすめしません。文具用のはさみでGood)
- 定規
作るときにはまとめて作れるので、あるものの最小限の材料に合わせて作るとよいです。 例えば、ペットボトルキャップは3つしかないから3つ作るとか ポリエステル綿が5個分くらいありそうだから5個作るとか 作る数を決めたら、その数分だけの他の材料があるか確認して そろえてから作り始めるとスムーズに作成にとりかかることができま す。
また、ひとつ作る間にのりをつけたもうひとつの作品が乾くので 2つ以上作成した方が時間に無駄なく次の作業にとりかかれます。 今回は2つ作ります
わざわざ買わない、あるものを使う
今回は、木工用ボンドがなかったので手芸用ボンドを使い、持っていたはずのポリエステル綿が見当たらないので、今回はキルティング綿をほどいて使うことにしました。
この場合、キルティング生地は中綿の他に表生地と裏生地に挟まれているので、キルティング糸を外して3枚別々にします。 わざわざ糸を解くのは面倒だと思いますが、10cm程度の大きさならばほどくのも簡単です。表側からほどくとすぐに使うのは中綿だけです。(表生地はピンクッション用の布に使ってもOK)
作り方
今回のピンクッション用の布はまぁるく 円を描いて切り取るだけの簡単な作り方です。
①まず、10cmの布を半分に折り(5cm×10cm)、その中心をまた半分に折ります(5cm×5cm)。正方形になった中心を軸にしてまた半分に折り三角形の形にします。ちょうど中心から16等分になるような形です。その中心から半径4cmに型紙に合わせて 布をまぁるく切り落とします。これを広げるとだいたいまぁるくなっています。 これがクッション位置の布になります。
②切った布の端から1cm内側を針と糸で表からぐるっと一周並縫いをします
③次にもう一つの布を①と同じように折り曲げていき、今度は半径2.5cm程度の円を作ってハサミで切ります。
④次に中綿を切っていきます。中綿は約10cmくらいの円でまあるくきって その中にコーヒーかすを入れます。
ピンクッションの中には少し油分を含んだ髪の毛を入れるのが最適ですが、 最近では染やカラーしている髪も多いのであまり入れる機会がありません。入れるものといえばポリエステル綿、「ごま」や髪の毛などだけと思いがちですが 油分のあるものだけではなく、コーヒーを入れた後のコーヒーかすがサビがこずに効果があるとのこと さっそく作ってみようと今回作成してみました。 (ポリエステル綿だけで作るピンクッションはサビつく恐れがあるためあまりおススメしません)
⑤中綿でコーヒーかすをこぼさないようにつまみキャップのふたにかぶせます
⑥キャップをかぶせた状態で並縫いした布をかぶせ,キャップの周りにボンドをつけます。
⑦キャップと布が外れないように 並縫いした糸を引っ張りしっかりとキャプに巻き付け 輪ゴムで止めます。
待っている間に、2個目を作る(時間の有効活用)
⑧ボンドが乾くまで、2個目を同じ要領で作ります (1個しか作らない場合は乾くまでCofee break Time)
⑨次に⑦の輪ゴムを外してキャップのそとに はみ出した布をハサミで切り落とします。
⑩もう一度キャップの周りについた布にボンドをつけて 残りの小さな布で今度は下から覆うようにくるみます。 (布が小さいので並縫いはしません)
⑪⑦と同じようにキャップと布が外れないように 輪ゴムでしっかりと止めて乾くのを待ちます。
⑫ここで2個目を同じように作ります (またまた1個しか作らない人はCofee break Time)。
⑬⑨と同じようにキャップの部分から はみ出した布をハサミで切り落とします。
⑭最後にキャップの周り(底からかぶせた布とピンクッションの布の境目) にもう一度ボンドをつけてから、フリルレースをつけて、 輪ゴムで止めて乾燥するのを待ちます
少しの布でコーヒーかすを利用した 針がさびないピンクッションの出来上がりです。
初めての方なら準備が整えば 30分程度ですぐに出来上がります。
ぜひやってみてくださいね♪