【店内改装その2】トイレ新設・素人がはじめて事業者に見積る時に注意する5つのポイント!
昭和に開店した店をリフォームするため2022年10月現在準備を進めています。以前は店の半分の8畳がクリーニング取次店をしており残りの8畳は食料品店。クリーニング取次店は4年前に閉店して現在は空き店舗状態。高齢になった店主にとっては店の広さが広く感じてしまう大きさです。空き店舗となった部分を洋裁教室にするための準備を進めています。
改装をするにあたって、予算をできるだけ抑えるためにできる所はDIYと考えておりますが、ネックになったのはトイレです。以前は外に設置してありましたが現存していないため、教室を開くためにはトイレを新設しなければなりません。
今回見積もりを依頼するにあたって絶対に外してはいけないポイントが5つあることに気がついたため紹介していきます。
1・最低3社以上から見積もりをとること
2・事前に計画を立てて、同じ条件で見積りを依頼すること
3・期限を決めて見積もり書を出してもらうこと
4・見積もりの連絡をしたときから事業者選定は始まっていること
5・実際の工事施工開始から完了までの日程を確認しておくこと
最低3社以上から見積もりをとること
はじめにしたことはトイレ工事の見積もりです。改装すると言っても、トイレを自分で作ることはできないので、ここだけは専門業者に頼まなければなりません。工事の金額も高額になるため、今回工事の見積もりに関して最低3社以上の見積もりはするつもりで業者を探すとこからはじめました。業者探しは以下の3つを元に探しました。
- 電話帳で地元の業者を探す(A社、B社)
- 新聞の折込チラシで業者を探す(C社、D社、E社)
- 知り合いに尋ねる(F社)
A社は以前家のトイレ改装をしたときにお世話になっていたところで、本来はその業者にお願いしたかったのですが、直通連絡先を失くしてしまい、固定電話に何回電話してもつながらず、FAXで連絡を取ろうと試みたのですが連絡が取れず今回は見送りとなりました。(後日A社から連絡があり電話機が故障中だったとのことでしたが、業者選定後だったため今回はやむなくお断りしました)A社に対する失敗は、「一度お世話になった業者の連絡先は二度目があると思って失くしててはならない」ということです。
B社は個人経営の会社だったので電話してみたらすぐに見積もりに来てくれました。
C社は大手のリフォーム会社で電話するとすぐに来て、後日現場監督と一緒に現場を見て見積もりをしてくれました。
D社は広告のチラシを参考に連絡したところ2~3日遅れて来てこちらは担当者の方のみの見積もりでした。
E社はリフォーム専門の会社であるため新設のトイレはつくらないと電話で断られました。
F社は知人が連れてきた後、2~3日後に立地を確認する計測器を持参し、家の傾き状況等の確認をして後日見積もりをもってくるとのことでした。
初めは3社見積もりのつもりでしたが、断られたり、連絡がつかなかったり知り合いに聞いたりしたことから最終的にB社、C社、D社、F社の4社からの見積もりをもらうことになりました
見積もりで失敗したこと、同じ条件で見積もり依頼をすること
どの業者も見積もりにくるのは早かったのですが、その後の見積もり提出には時間がかかりました。1週間経っても連絡が来ず、よく考えてみると自分で見積もり依頼した内容があまりにも曖昧な言い方をしていたことに気がつきました。例えば
- トイレの型は素人なのでどれがいいのかよくわからないので業者のおすすめする型でよい
- 場所はAかB、向きはどちらがいいのかよくわからないからやりやすい方にしてほしい
- なるべく低予算にしていきたい
- 手洗いのみ別につけてほしい
- 見積もりは急いではない
「急ぎではない」この一言があとになって間違いだったと気づきました。期限も言わない、具体的なトイレの型も内容も言わない。予算も言わない。つけた条件は手洗いを別にするのみの事業者任せ。どこの業者も忙しいなか取れるか取れないかもわからない見積もりを急いで作るはずがありません。そのことに気が付き2週間後に改めて電話で見積もりに条件をつけました。
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【見積もり条件】
- トイレの見積もりの型はアラウーノS160タイプですること
- 手洗いは一体型ではなく、別に場所を設けてつけること
- 部屋の一角に新しく作るため、壁を作ること
- 現存するドアは使用せず、光の入る窓のみにすること
- 出入り口は決めた向きの場所を希望
- 現存電気の配線が新設トイレ内のため、場所を変更すること
- 同時に店舗照明の取替を行うため照明器具の取り外しも行うこと
- 見積もり期限は2週間程度
トイレの型は決めているわけではなかったのですが、カタログで見る限りトイレの型だけでも10万円~100万前後と開きがあったため一律同じところにしないと金額に大きな差が出そうだったため、とりあえず型を決めて見積もりを依頼しました。トイレの向きもある程度想像していたため希望の向きに、予算は実際にどれくらいの金額がかかるのかがわからないため一番迷いました。結果、条件をたくさんつけて多社に見積り依頼をすることで比較して決定することとしました。
業者選定は連絡するときから始まっている
見積もりに条件をつけたため、比較的早めに見積書は届き始めました。しかし実際に施工業者の決定をするには見積の金額だけでなく、見積り依頼した時の対応の仕方や工事に対する考え方、こちらが考えている以上のことを考えている業者までいることがわかり、改めて見積もりすることの大切さを感じました。今回の見積もりにあたり気がついた点は以下のとおりです。
- 無料の見積もり依頼をしてからすぐに対応して来るかどうか
- 見積もりに来てどういうふうに採寸するかどうか(最低限の採寸なのかどうか)
- 要望に対してどういう対応をするのか(可能不可能の一点張りか新たな提案があるのか)
- 見積もりの提出をいつまでにもってくるのか
- 問題点などコミュニケーションを図り、より良い関係が築けるかどうか
新設するのがトイレだけとはいえ、個人で支払う金額は高額になるため素人からするとどのように工事に取り掛かるのかが気になる所。今回の見積もりに関してまずはどういう施工業社がいるのかを見るいい機会となりました。
届いた見積書
おおまかどこの施工業者からも2週間後に見積書が届き始めました。見積書は施工業者によって様々な書き方であることがわかります。
トイレ本体の価格もさることながら、一番金額に違いがでるのが人件費だと思うのですが、その人件費は各設置費用、工事費用、補修費などと書かれているものや商品名の中に工事費を含んでいる会社が多く、見た目では人件費のみは分かりづらいものでした。わかりやすく大工工事費として別途計上してある会社は1件のみでした。
また、見積もり書とは別に、下見で話した話の内容を図面を書いて補修部分についての確認と、ざっくりとした作業内容をまとめて書いてきた業者の方には、依頼をした見積もりに対して実際に工事にとりかかる真剣さが伝わって来ました。
工事開始から終了までの日程を確認しておくこと
最後に実際の工事はどれくらいの日程を要するのか?調べてみるとおおまか1週間から10日前後。事業者も現在抱えている仕事やすでに受注している案件もあるので自分の工事は希望する期間内にできるのか?
見積もりの最後の確認はこの工事日程の確認でした。
ある程度業者の絞り込みに入って最後に確認した結果、大まかな予定を立てて予定内には終えることができるというF社にトイレ新設工事の仕事を発注することとしました。
電話見積もりから業者決定まで約1ヶ月、少し間違えた見積もり依頼もしましたがなんとか工事業者の決定をするまでこぎつけ、無事年度内に新設のトイレが出来上がりました。