ジャンパースカートの丈をウエストで短くする方法【制服リフォーム】
学生にとって、ジャンパースカートは学生生活の大半を占めて着用する大事な1着です。そこで、今回は学生が自分でジャンパースカートを短くする方法を紹介します。決して簡単なやり方ではありませんが、自分でほどいて好きな長さにする縫製のスキルを生かしたおしゃれで実用的なスカートのアレンジ方法です。
これができれば他のワンピースでも簡単に自分らしいスタイルにウエストを作ることができる第1歩くとなるはずです。
ジャンパースカートのサイズの寸法を比較
もらった制服があるんだけど、私って小柄だからスカートの丈が長すぎて・・・
少し難しいけど自分で丈を短くしてみる?
お直しをする基本は、ほどいた順番につけ直すという流れです。ジャンパースカートをウエストで短くするときにも同じで、ほどいた順番を忘れないように注意が必要です。
そして手直しする場所の寸法をきちんと計測し、今のサイズとの比較が重要になります。手順としては以下の手順で考えていきましょう
- 計測と目標設定:
- ジャンパースカートののウエストのサイズを計測しましょう。
- ジャンパースカートのウエストで変更するウエスト丈を計測します。
- ウエストで丈をどれくらい短くしていくか目標を設定します。
- 中学生は成長期のため、ぐんと身長が伸びてくるため少しだけ丈を長めに残します
- 必要な道具の用意:
- アイロンで消えるチャコ
- ミシン
- テープメジャー
ジャンパースカートのほどき方手順
いよいよジャンパースカートをほどいていきます。ジャンパースカートのウエストで丈の調整をするのでウエストを中心にほどくのはもちろんですが、解く順番を忘れないように気をつけておきましょう。
両脇にウエストベルトが付いています。外してなくさないようにしておきましょう
スカートのウエストを縫い込んでいるスナップボタンのみ取り外します
脇下の影響のないところははずさずにそのままつけておきましょう
ジャンパースカとの表地と裏地を丁寧に取り外します
スカートのウエスト脇についているファスナーとポケットを同時に外します。ファスナーとポケットのみの縫い目はほどかずに、スカートと縫い合わされている部分のみ外していきます。
このとき、ポケットがどの位置についていたのかをしっかりと忘れないように記録しておくことが大事です
ファスナーをはずしたスカートの縫い止まりを5cm解いてミシンで空き止まりがほどけないように返し縫いをしておきます。
ジャンパースカートのウエストで丈を詰める
次にほどけたスカートのウエストを短くする分だけウエストで調整していきます。
- ウエストをマーキング:
- ウエストを短くするために、チョークやマーカーで新しいウエストラインをマーキングします。
- 短くする長さに合わせて元のプリーツを同じ寸法になるように均等にマーキングしましょう。
- 縫い目をマーキング
- 新しいウエストラインに沿って、縫い目の位置をマーキングしプリーツを一つずつもとのウエストと同じ寸法になるようにピンを打っていきます。
- ここが新しいウエストラインになりますので、注意してください。このとき、新しいピンの影に隠れるプリーツのひだは少しずつズレてくるのでアイロンで新しいひだを抑えていくようにします。
- 縫い目を解く:
- ミシンがある場合、新しい縫い目に沿って古い縫い目を解きます。
- 手で縫っている場合は、注意深く古い縫い目を解きましょう。
- 新しい縫い目で再度縫う:
- 新しいウエストラインに沿って、ミシンで縫い目を新しく縫いなおします。はじめはプリーツを抑えるためにミシンの縫い目は大きめでも構いません。
- 縫い目が安定しているのを確認してください。
ほどいた順番と逆の順番で縫い直す
新しいウエスト丈が出来たら最初にほどいた順番で縫い進めていきます
このとき、裏地の一部は表に裏返すために縫い残して中表にして袋状に縫い合わせます。表に返した後合いた部分は手縫いでまつっていきます。
完成を確認
- ジャンパースカートを着て、新しいウエストラインが自分の体型に合っているか確認しましょう。
- 必要に応じて微調整を行います。
以上が、ジャンパースカートをウエストで短くする手順です。
手順は簡単ですが、ほどく作業は慎重にジャンパースカートが傷つかないように注意が必要です。一つ一つの作業をしっかりと丁寧に心がけていきましょう
見た目には何も変わっていないように見えますね♬
丈の長さの微調整は元々の形を崩すところから始まります。
崩した後、その崩した順番の逆の順番をとおって縫いすすめることによって元の状態に戻ります。きれいに仕上がるためにはきれいにほどいて丁寧に元の制服と同じ状態になるようにしましょう。ぜひ挑戦してみてくださいね♬