【着物リメイク】リメイクのリメイク♪カジュアルな羽織がフォーマルに変身|ri-haの洋裁部屋
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【着物リメイク】リメイクのリメイク♪カジュアルな羽織がフォーマルに変身

さぶりん
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以前『羽織でリメイク』という記事でリメイクしたエプロンと、リメイクしたあとの残りの着物のはぎれでもう1着『前掛け風のエプロン』を作成しました。それが上下そろって夏服のツーピースになったスペシャルな掛け合わせの作り方を紹介します。

前回と同じ羽織の残った着物を使って作成しているため、今回は作成のみを中心に紹介していきます。

今回の作り方はとっても簡単♪なんといっても直線しかないんですから。

その残りの着物地をストレートにそのまま使って2種類の腰巻きエプロンを作りました。とっても簡単なエプロンなのでぜひ作って見ませんか?

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準備するもの

今回の生地は前回使った羽織の残りの生地で37cm×63cmが3枚、10cm×85cmが2枚、これを中心に前掛けエプロンを作っていきます。

前回作ったのがこちら(下画像タイプA)です。これがあとで形を変えていきます。

もともとエプロンにしていくつもりだったけれどもやはり、元が正絹で柄もきれいなので残りの着物地で前掛けを作って自宅の作業用にしようと思って作ってみたのですが、この前掛けと前回作ったこのエプロンを合わせるとなんともドレッシーなツーピースに見えて、フォーマルな場に行ってもおかしくない準フォーマルな仕上がりになったのです。

もともと正絹という高級素材なのですからやはり仕立てを表のミシン目を見せずにきれいに仕上げると思った以上の仕上がりに変身しました。

タイプB:今回作ったのはこちらのシンプルエプロンです。

残った着物時の反物幅いっぱい使った3枚とウエストひも用の2本

着物はぎれ   37cm✕59cm   3枚

ひも    9cm✕84cm     2本

3枚の端切れは裾の方を歩きやすいように裾から32cm(丈の約半分)をスリット状に縫い残して手でまつってあります。

この2本の腰紐は真ん中でつなげた後にエプロンスカートのウエスト部分をはさんでつなげます。

スカートの上に羽織れば立派なエプロンドレスの出来上がりです。

リメイクのリメイク♪

ここからは前回作成したタイプAを少しアレンジしてもっと着やすい服装にしようと思って新たにリメイクを加えました。

思ってたよりも腕が出ているのが気になって・・・どうにかならないかなぁ?

みわ
みわ

あと少ししか着物のはぎれは残っていないけど、少し変化をくわえてみましょう♪

さぶりん
さぶりん

★リメイクするポイントの整理★

今回リメイクするポイントは以下の2点です・

  • 腕の太さを隠すため、袖をつける
  • 後ろ襟ぐり中心にくるみボタンをつける

残ったわずかのハギレをむだなく使うため、袖ぐりをカットしたあとを4枚それぞれ下図のようにおきます。

袖をつける
4枚のハギレの直線部分(縫い代約1cm)2箇所それぞれをはじめに二つ折りにしてまつる

(1枚につき直線部分は2個所あるので4枚で8箇所すべてまつります)
カーブした部分を2枚袖山部分で2.5cm重ねて小さめの布を後ろ袖側につける
袖山にギャザーを入れて袖に縫い付ける.
袖はチューリップ袖のイメージ

全体の感じはこんな感じ

布ループもつける

次に布ループを作ります

これも前回作ったバイアステープのハギレを8cm程度使って布ループを作ります。

前回作ったバイアステープの残り10cm程度を中表に合わせて4mm程度の幅でミシンで縫います。
(このとき、ミシンの針目は小さめに3cm幅で15~16針程度で縫いましょう)

縫ったらループが返しやすいように、ミシンの縫い目の縫い代は2mm程度残してカットします。
ループ返しを使って布を表に返します。
※今回はループ返しを使いましたが、針に糸を通して片方の端を1周しっかりと縫い、針を中を通して引き出せば表に返すことができます。

ループを後ろにつけて片方にボタンを付けて仕上げます。

仕上がったのがこちら

割烹着のようなエプロンに袖をつけて、後ろあきにしただけで随分イメージが変わりました。

あともう一つの【タイプC】のハギレの応用

着物の残りを確認するともう少し残っていたものがあります。

残るはこの4枚と細ながい紐になりそうな分。紐はウエストのベルト代わりになるのでそのまま紐を作ります。

どういった使い道があるのか考えましたが、残る4枚はそれぞれ単独で仕上げて使うことにします。

24cm✕59cmの長さが4枚、この24cmの片方を今回はっまつらずに巻ロックミシンを使うことにしました。
※ここまで今回ロックミシンは未使用でした。

あえてロックミシンの糸を柄に合わせて赤・緑、黄色と3色使用し、生地との一体感を出すことで裾をまつらず、軽やかに見せる手法です。
もう片方の24cm部分は普通ロックミシンをかけます。ただし、色は同じく赤、緑、黄色の3色を使います
最後に両端の59cmの部分は縫い代1cmでまつります。

4まいそれぞれ単独で仕上がりました

これでほぼすべて一枚の羽織を使い切りました!

バリエーション豊かにリメイク!リメイク!

元々はこの一枚の羽織です。この一枚がどのようにかわったかというと。

はじめにできたエプロンタイプにリメイク

これをタイプAにリメイク

次に作成したのがタイプB

単独でラップスカートにもできるけれど、スカートの上に羽織れば立派なエプロンドレス

この上にタイプAを着ると

紐をつけて

最後にタイプC4枚をタイプAのスカート部分にランダムにバランスよく糸で縫い付けてみると。

足がチラ見するけれども、ストッキングをはいてドレッシーなパンプスに変えるとちょっとしたパーティでもOK!

お気に入りの着物はぜひ無駄にせず、フルに活用してみてはいかが?

リメイクにリメイクを重ねたスペシャルな3着の完成です♪

自分のもっている着物をフルに活用してリメイクを愉しみましょう♪

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ABOUT ME
さぶりん
さぶりん
生涯学習インストラクター(洋裁)
1967年霧島市生まれ。自営店を手伝いながら学生時代を過ごす。文化服装専門学校卒業後就職後独立。一時期洋裁業がいやになり離れる。現在は料理・洋裁・DIY・ブログ執筆、ボランティア活動など幅広く活動中。2022年10月よりブログを開始。趣味はテニス
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